高石工業(yè)のゴムの引張試験 その2 剛板とゴムの接著はく離試験(JIS K 6256-2)
キーワード:剛板とゴムの接著、ダンベル狀試験片
技術(shù)部の高橋です。
前回は、ダンベル狀試験片の引張試験についてのお話でした。今回は、剛板とゴムの
接著性を調(diào)べる試験についてのお話です。
1.試験片について
試験片は、剛板(25mm×60mm×1.5mm)に対して、接著面が剛板のほぼ中央になるようにゴム(25mm×125mm×6mm)を接著したものです。(下図參照)
接著方法は加硫接著と言い、剛板の接著させたい部分にあらかじめ接著剤を塗布しておき、
成形と同時に接著させる方法です。
剛板の非接著面には、セロハンなどを挾んで剛板とゴムが接著しないようにしたりする場合もあります。
2.試験方法について
このはく離試験も、ダンベル狀試験片などを引張るとき
に使用するオートグラフという試験機(jī)で行います。
試験はJIS規(guī)格に沿った方法で行っているので、
室溫、試験片の保管方法などの條件は、ダンベル狀試験片の引張試験と同じなのですが、引張速度に違いがあります。
ダンベル狀試験片の場合、1~6號形は毎分500±50mm、7,8號形は毎分200±20mm という條件で引張ることになっているのですが、このはく離試験の場合には、毎分50±5mmの條件で引張ります。
試験方法についてもオートフラフを使用して行うので、基本的にはダンベル狀試験片の場合と同じです。
ただ、試験片は剛板が試験裝置と水平になるように取付けないといけないので、そのままでは取付けることができません。
そこで、高石工業(yè)オリジナルのジグ(寫真參照)を
使用してはく離試験を行っています。
実はこのジグは、高石工業(yè)が昔ショッパー式引張試験機(jī)を使用して
いたときに自家製で作製したもので、現(xiàn)在のオートグラフ仕様に
するために、さらに改良を施したものなのです。
そのジグを使用して、寫真のようにオートグラフに取付けて
はく離試験を行い、剛板とゴムの接著性を調(diào)べているのです。
剛板とゴムの接著はく離試験については以上です。
次回はOリング及びその他の引張試験についてのお話です。